サンフレッチェ広島 vs FC東京

 広島というと去年の大逆転負けと今年の開幕戦での敗戦と悪いイメージしかない。しかも広島ホームで東京が勝ったのは昇格以来無いという相性の悪さ。正直、勝つ可能性は低いと思いつつ夏休みを利用して広島へ向かった。
 ・・・終わってみれば5−0の圧勝。広島の出来の悪さもあるし、ウェズレイが出場停止だったことも大きいと感じた。ただ、実力的に劣らないはずの相手に今年の東京は負けていたから、この勝利は特にうれしかった。また次節以降、負けてしまえば意味が無くなるが、しばらくは、この勝利を噛みしめたいと思った。

FC東京 vs 柏レイソル

 この数ヶ月の間、東京の試合はリーグ戦とナビスコ、ホームとアウェイの関わらず観戦した。その試合の多くで感じたのは、何ともいえない歯痒さ。
 それなりの力があるはずのチームが無様に負けるのを見る気持ち…。数年前からの負の連鎖を断ち切れないでいる状況。本当に凹む。強いチームになってくれるはずという淡い期待は裏切られ、たまに勝てた試合でも素直に喜べなくなってしまった。
 今日の柏戦、選手の気持ちが見えていた。それは認める。だけど、そんなことは当り前のことであって評価すること自体が選手(チーム)に失礼だ。プロのスポーツなら素晴らしい内容の試合で勝つ。それが義務のはずだ。それを好きなチームがやってみせることで、私は満足できる。それを見るために味スタや他チームのスタジアムへ足を運ぶのだ。
 自分にとって東京に望むのは、これだけだ。別にJ1でもJ2でもいい。今いる選手達でなくてもいい。私は待つ。本当に耐えられなくなるまで。

横浜Fマリノス vs FC東京

 先週のジェフ戦は相手の自爆に助けられた感のある東京。今日のマリノス戦も一進一退で点が入るような気がしない展開。そこに福西選手の登場。交代で入って1分で、あのロングシュート。格の違いってやつを見せていただきました。
 それにしても中澤は巧い。完全にワンチョペを封じ込んでいた。あれ位、強くて頼れるセンターバックはいないと思った。

FC東京 vs ジェフユナイテッド千葉

 この一ヶ月間の東京の試合はフラストレーションの溜まる試合ばかりだった。逆転負けに大量失点、一点取られて守りきられる・・・。およそ考えられる限りの負け方をしてきた。戦力的に不足しているわけでもなく、自滅といっていい結果の繰り返し。
 今節の千葉戦についても、勝てるとは思っていなかった。あるとしても引き分けかなと考えていたが、結果4-1の快勝。相手のDF陣の崩壊を差し引いて考えないといけないにしても、今日の東京はプレスも効いていたし、選手達の動きも良かった。これくらいの試合が出来れば、簡単に負けることは無い。やっと思い出してくれたのかという気持ち。だけど、まだ、これからだ。

FC東京 vs ジュビロ磐田

 先週末の新潟戦の内容の悪さが頭に残っていたので、今日の試合でどの程度修正できるのか試金石になると思いつつ、仕事を早退して国立へ向かう。
 結果は2−1の勝利。快勝というには程遠いが勝利には間違いない。何にしろ「普通にやれば勝てる」ことを確認できたことが嬉しい。2点目のPKにしても基本に忠実だったことで拾えたわけだし。できることをしていれば結果がついてくる。そういうことだと思った。

FC東京 vs アルビレックス新潟

 先週の柏の試合と今週の新潟の試合を比べて、何も変わっていないというのが感想。柏の時は相手の調子が良かった分、まだ諦めもつく部分があったが今節の新潟戦については絶望感以外に感じるところはなかった。普通のことしかやってこない相手に、あの程度のサッカーしか出来ないようでは、どこが相手でも勝てるわけがない。
 この数年間、東京は成長の途上ということで連敗していても経験ということで我慢して見てきたつもりだが、こうも還元されない様を見ていると無駄な時間だったと思わざるをえない。同じ失敗を繰り返すことほど無様なものはない。
 そのわりに、いい試合をする時間帯もある。出来るはずなのに・・・。しないのか?できないのか?どうしてなのか?よく、分からない。

柏レイソル vs FC東京

 柏のサッカーの爽快感については否定しない。「勢い」という言葉で片付けてはいけないと思う程、いいサッカーを繰り広げていた。決して難しいことをしているわけではなく、当たり前のことをしているだけなのだが、それをチームとしてやり抜けば結果が出てくる。今の柏のバイオリズムは、そういう時期なのだと思う。
 そういう迷いの無い相手には、迷いを持って相対しては勝つのは難しい。チーム作りが簡単でないのは理解できるつもりだが、解決方法が「時間」だけなのか?東京の持っている力を一つの方向に向けていくことは、そんなに難しいことなのだろうか。サッカーは難しい。