ブラジル戦の感想

 朝の4時過ぎに布団の中から見るには眠気が覚めて、いい試合だったと思う。「格が違う」とは、こういうことを指すのだろうと思った。日本とブラジルの差がありすぎる。ミスマッチといっていい。ブラジルにとっては、いい練習相手だっただろう。
 わたしは、日本がオーストラリアやクロアチア、そしてブラジルに一泡ふかすところが見たかったのだが、淡い夢でしかなかったようだ。何度も書くが、日本にとって決して不可能ではなかったことのはずなのに。ベスト4に入るとか、予選リーグ突破とかいうことより「勝負」をしてくれるところを見たかった。別に全敗したっていい。負けることは別に悪いことじゃない(気分は良くないにしろ)。ドイツへ行った日本代表の選手達は、きっと真剣だったのだろう。手を抜いていたはずもない。しかし、気持ちは伝わってこなかった。これは残念だけど、私にとって厳然たる事実だ。そして内容も無く、敗れ去った。そして、そこには何も無かった。
 フランスの時は、結果は悪くても次に希望が見えた。日韓の時は、純粋に代表の選手達に誇りを持てた。今回の代表には何も無い。それが悔しい。