オーストラリア戦の感想

 「無様」の一言。この4年間の「僕達の代表」の試合は、内容が悪いのに(どういうわけか)勝てたり、土壇場で追いつくことができたりと、ある程度の結果を出すことが出来ていた。それがオーストラリア戦では、内容は悪いうえ、勝てる可能性があったのにも関わらず逆転負けするで、内容と結果の両方で言い訳のできない試合だったと思う。
 正直な話、敗戦自体は想定内で大した驚きはない。しかし内容が悪すぎる。同点にされるまでの間に「もしかしたら逃げ切れるかも・・・」という甘い考えが一瞬過ぎったことは確かだが、すぐに思い直した。そして、その期待に「僕達の代表」は見事に応えてくれた。ジーコの采配とか、あんまりな2トップとか、暑さとカンガルーたちの攻撃でヘロヘロになった選手達とか、戦前に容易に予想された展開がそのままドイツから日本に中継されていた。しかし、3点叩き込まれて逆転されて成す術もなく敗れ去るまでは考えられなかった。そういう意味で私は「僕達の代表」を信じていたし、裏切られたといっていい。
 とはいえ、この後、クロアチアとブラジルとの対戦を残している。2連勝すれば余裕でグループリーグ突破。何ともシビレル展開だ。私は「僕達の代表」を見守っていこうと思う。