FC東京 vs 大分トリニータ

 2006年の東京のJ1リーグ開幕戦。先週の甲府戦と比べると、前3枚がルーカス、ササ、リチェーリ。中盤に今野、最終ラインに茂庭が入るというスタメン。
 試合内容自体は、大分の出来の悪さに助けられた印象は否めない。大分はプレスや守備に関しては、しっかりしているものの、取れたボールを前線まで運べないし、前の選手が本調子ではないためか、数えるほどしかチャンスが作れませんでした。
 対しての東京は大分のミスを見逃さず、早い時間帯にカウンターで得点できました。ただ昨年までと違うと感じたところは、選手達が意識してゲームを支配しようとしているという印象があったところです。前半で2点とって急ぐ必要が無かったという点を差し引いても、各選手が自分の仕事をブレ無くこなしていたところは、とても良かった。
 とはいえパスミスは多かったし、追加点を取れたと思うところもありましたが、まだチームの出来として6〜7割の完成度と考えれば、今後が楽しみというのが正直な感想です。チームの成長を静かに見守る。そんなシーズンになりそうです。